足の静脈瘤|内科・外科・小児科・リハビリテーション科 名古屋市中区の【かねまきクリニック】


足の静脈瘤

足の静脈瘤とはvaricose vein in limb

下肢静脈瘤の原因とは?

心臓は血圧をかけ血液を全身に送っています。
動脈で送られた血液は毛細血管を経由し静脈に流れます。静脈に流れた時点では圧はほとんどなくなっています。
心臓というポンプによって送り出されている動脈の血液と異なり、静脈には送り戻すポンプである心臓がありません。

ではどのようにして足の先から重力に逆らって1メートル以上も上まで戻ってこれるのでしょうか?

実はふくらはぎの筋肉が第2の心臓となり足の静脈の血液を送り出しています。
(心臓の動きや呼吸運動により胸に吸い込まれる力も若干ありますが・・・)
ふくらはぎの中には静脈洞(筋静脈洞)という血液を貯めることができる太い静脈があり、足を使うことにより筋肉が収縮し中に貯まった静脈の血液を上方へ押し出しています。
これを「筋・静脈ポンプ作用」といいます。
心臓に例えると静脈洞が心室、ふくらはぎの筋肉が心筋に相当します。
ところが、このふくらはぎのポンプは心臓のように強力ではないし、規則正しく送り出しているわけではないので、押し出した血液が戻ってこないように静脈には逆流防止弁(静脈弁)があります。
この弁が壊れて逆流が始まってしまうことが静脈瘤の原因のほとんどです。
そけい部の大伏在静脈の根元(ここが多いです)や膝の裏の小伏在静脈の根元からの逆流、穿通枝(表面から深部につながる一方通行の静脈)の逆流です。
長時間の立ち仕事(特に筋・ポンプ作用の働かない状況の板前さんや理容師さんなど)や妊娠、下腹部を圧迫するような密着下着の装着などが誘因となり、生まれつき静脈弁が弱いという遺伝要素も存在します。


どうしてそうなるの?

静脈の弁は2枚の花びらが重なり合うような形になっています。
そのため静脈がふくれてしまうと弁どうしがとどかなくなってしまうのです。
ひとつの弁がこわれるとその下の静脈に水圧がかかり同じようにこわれていきます。
静脈の弁に負担がかかり、ふくらはぎのポンプが働かない状態での長時間の立ち仕事(板前さん、理容師さんなど)や、妊娠、便秘なども原因のひとつになります。


下肢静脈瘤の症状

症状の軽い頃には静脈が膨れ上がる、蛇行するという外観上(美容上)の問題がありますが、症状が進むにつれ長時間の起立により足の張ったような痛みや浮腫み、夜間のこむら返りなどの症状が出てきます。
晩期には下腿下1/3から足首あたりまでの皮膚が黒ずんだりなかなか治らない湿疹(静脈瘤性湿疹)ができたりして場合により皮膚に潰瘍(静脈瘤性潰瘍)ができたりします。

下肢静脈瘤の治療

下肢静脈瘤の治療は

  • 保存的治療弾性包帯、弾性ストッキングの装着
  • 硬化療法局所の注射(硬化剤)による静脈瘤の閉塞
  • 手術治療高位結紮術、ストリッピング手術など
  • 血管内治療高周波またはレーザー治療

があります。
当院では保存的治療、硬化療法、手術治療の単独あるいは組み合わせで治療しております。硬化療法は安全のため炭酸ガスを用いて硬化剤と混ぜ合わせたフォーム硬化療法を行っております。原則として大伏在静脈・小伏在静脈の逆流がない症例に限ります。

当院で行っている手術は伏在静脈の高位結紮術に加え、術中の伏在静脈本幹の硬化療法を行っております。
硬化療法や手術で逆流している静脈の血流を遮断しても周囲の血の巡りには影響はありません。

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