オーソモレキュラー栄養療法とは
ノーベル賞を2回受賞した科学者ライナス・ポーリング博士とカナダの精神科医エイブラハム・ホッファー博士によって、1968年にその概念が創出された学問体系です。それは生体内にもともと存在する分子(栄養素)を用い、意図的に分子濃度を操作することにより病態を改善させる治療法です。
すなわち一般医薬品のような化学合成された活性物ではなく体にやさしい、精製されていない自然な材料の前駆体(非活性物で活性化は体に任せる)を至適量使用することにより、体を本来の状態に近づける治療法です。
良質なサプリメントを使用しますが、最も重視すべきものは毎日の食事や生活です。私たちの体は現在まで私たちが食べてきた栄養素でできあがっています。
45分間、しっかりと時間をかけて
診療を行います
当院では、オーソモレキュラー栄養療法(分子整合栄養療法)を行っています。
毎日食事や睡眠はしっかりと取れていて、「健康診断」でも異常はないが、体調が優れない、疲れがとれない、気分が落ち込みやすいなどの症状でお悩みの方はぜひ一度当院へご相談ください。
「この症状にはこの薬」、のような対症療法ではなく、患者様お一人おひとりに向き合い、きちんと裏付けをとった上でサプリメントの処方やアドバイスを行います。
このような方へおすすめです
- 体調が優れない
- 気分が優れない、落ち込みやすい
- やる気が出ない
- 検査しても異常はない
- 疲れやすい(倦怠感)
- 疲れがとりにくい
- 寝つきが悪い
- 集中力が続かない
- 肌が荒れやすい
- 慢性的な頭痛
- 何度も相談すると神経質だと思われそうで受診をためらう
など
オーソモレキュラー栄養療法とは
生物の生命は、
細胞の中で絶え間なく
行われている
生化学反応(代謝)から
成り立っています
生化学反応を滞りなく進めるためには十分な酵素が必要であり、酵素が働くためにはビタミンやミネラルが必要です。ビタミンやミネラルを摂取するためには、しっかりした消化機能と腸内環境が必要です。とくに健康を考える時、その健康ピラミッドの底辺は腸内環境です。
腸内環境が悪いと栄養素の吸収が十分でなくなるだけでなく、腸の粘膜のバリアーが壊れて大きな分子量の未消化な物質や、悪玉菌の産生する毒性物質などが体内に入ってきたりして健康を妨げる大きな原因となります。腸で起きていることは脳にも影響し、メンタル不調の原因にもなります。
当院で行っているオーソモレキュラー栄養治療では、血液検査や尿有機酸検査、毛髪ミネラル検査、総合便検査などの各種検査を利用して現在起きている状況を判断し、足りない栄養素を補うだけではなく根本原因に対してのアプローチをしていきます。
濃縮された栄養素であるサプリメントを武器に調整していく治療です
細胞や分子の状態に対して治療を行うオーソモレキュラー治療(分子整合栄養療法)は、約37兆個(成人)と言われている細胞のそれぞれの中で絶え間なく行われている生化学反応を、食事の指導や生活の指導とともに濃縮された栄養素であるサプリメントを武器に調整していく治療です。
栄養素の必要量はその方の酸素の活性具合により異なり、いろいろな検査によって生化学反応がどの部分でつかえているかをチェックし、必要な栄養素を与えます。また生化学反応のバランスが崩れた原因を追究し、食事や生活を改善していただき、最終的にはサプリメントのいらない体になっていただきたいと考えております。
治療の流れ
1回目の受診
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お問い合わせ・ご予約
オーソモレキュラー栄養療法は予約制です。まずはお問い合わせください。
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カウンセリング
お悩みの症状や毎日の食事、生活習慣についてカウンセリングを行います。必要に応じて最適な検査をご提案いたします。
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各種検査
血液検査や有機酸検査、毛髪ミネラル検査などを行います。
2回目の受診
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検査結果のご説明
検査結果に基づき現在の状況と今後の治療方針についてご説明いたします。
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食事・生活指導・
サプリメントの処方食事指導、生活指導とともに患者様の状態に合わせたサプリメントをご提案させていただきます。
検査データは、身体の状況を
客観的に指し示す指標です
血液検査、尿有機酸検査、毛髪ミネラル検査、総合便検査など種々の検査を利用し、身体の不調の原因や対策を検討していきます。
サプリメントには
様々な種類があります
オーソモレキュラー栄養療法の為に開発された医療用サプリメントは、医療機関でしか取り扱えないサプリが多くあります。
当院では、医療機関専用のサプリメントを中心に、他アメリカ産のサプリメントなどを用いて身体の持つ機能を充分に発揮できるよう様々な観点からアプローチいたします。
アトピー性皮膚炎や肥満、体調不良など、お悩みの症状の原因は栄養欠損や栄養バランスの乱れによるものかもしれません。お気軽にご相談ください。